お知らせ
【2026/09/15】 健康メモ 減塩だけじゃない、血圧と食事の話
小金井ファミリークリニック 金昇赫 (市報/令和8年9月15日号)
今年も市から健康診断のご案内が届くころかと思います。主に生活習慣病の早期発見・予防のために行われるものですが、そこで「血圧が高い」と指摘されたことはありませんか。診察室で140/90mmHg以上、ご家庭で135/85mmHg以上の場合を高血圧といいます。高血圧はありふれた病気ではありますが、脳卒中や心臓病、腎臓病の原因となるため、一般的には診察室での血圧130/80mmHg未満を目標に管理します。
高血圧だからと、すぐにお薬を始めないといけないわけではなく、まず生活習慣の改善から取り組むこともあります。減塩や運動、禁煙、節酒などがよく知られていますが、今回は「DASH食」という食事法を紹介します。
DASHとは「高血圧を改善するための食事法」のことで、野菜、果物、全粒穀物などを積極的に取り入れる食生活のことです。これらの食材にはカリウムというミネラルが多く含まれており、それが腎臓にはたらきかけ、体の余分な塩分を尿として出しやすくするように作用します。腎臓に作用し、「塩分を貯め込むモード」から「塩分を排出するモード」にスイッチを切り替える手助けをしてくれるのです。そのため減塩だけでなく、野菜や果物をしっかり摂ることも血圧改善に役立ちます。
ただし、腎臓の働きが低下している方では、カリウムを摂りすぎると危険な場合もあるため、その場合は医師と相談しながら管理していきましょう。
まずは食生活を見直し、毎日の健康管理に役立ててみてはいかがでしょうか。



