お知らせ
【2022/01/01】 健康メモ ウィズコロナ時代の健康管理
小松外科胃腸科 小松淳二 （市報／令和4年1月号）
明けましておめでとうございます。本年が皆様にとって素晴らしい一年となりますようお祈り申し上げます。
新型コロナウイルス感染症の流行は、皆様の生活を大きく変えました。感染が広がり始めたころ、新型コロナは目に見えない敵でしたから不安が強く、ストレスも多かったと思います。しかし、ワクチン接種が普及し、注射による治療薬の投与が始まり、効果の期待できる内服薬も開発されています。もちろんワクチンや治療薬が普及してきたからと言って安心はできません。これまで同様、十分な感染対策を取ることは必要ですが、見えない敵ではありませんので必要以上に恐れることはありません。新型コロナ感染症がすぐに収束することは考えにくいため、感染状況を見ながら上手に付き合っていくウィズコロナの時代に入っていると言えます。
新型コロナの感染を心配し外出を極端に控えていた方、毎年受けていた人間ドック、健康診断、がん検診を延期や中止した方も少なくないと思います。実際に新型コロナの流行後、健康診断、がん検診の受診者数は大幅に減少しています。感染を恐れるあまり、早期対策、早期発見が遅れ、がんや心臓病、脳卒中など生命に関わる病気が発症あるいは悪化しては意味がありません。
今年はコロナ対策を行いながら、以前の生活を少しずつ取り戻していきましょう。健康寿命延伸のために散歩や運動量を増やし、健康診断、がん検診を積極的に受けるようお勧めします。
