お知らせ
【2024/03/01】 健康メモ 時節に合った病気予防のためのワンポイントアドバイス
ひらた循環器クリニック 平田彩 （市報／令和6年3月号）
気温の変化が大きい日々が多く、心身の不調も出やすくなる方もいらっしゃることと思います。特に季節の変わり目は自律神経系に負担がかかります。不規則な生活習慣が加わるとさらに悪化させる要因にもなるので、普段の生活から予防することが大切です。食事は一日三食をほぼ決まった時間にバランスよくとることや質の良い睡眠を十分にとること、定期的な運動をする、趣味や推し活で自分を労るなど日々の生活習慣を見直しましょう。
季節性に流行する感染症にも注意が必要です。流行すると短期間で感染が拡がり、高齢者や基礎疾患のある方、免疫の抵抗力が落ちている方は別の細菌にかかりやすくなり、重症化することもあります。流行前のワクチン接種、流水と石鹸による手洗いやアルコールによる手指消毒、こまめな換気と適度な湿度（50〜60%）を保つことが予防に有効です。受診時や医療機関・高齢者施設などを訪問する時や混雑時の電車やバスなどに乗車する時はマスクの着用も心がけましょう。
また３月は花粉症の症状が出ている方が多くいらっしゃるかと思います。メガネやマスクの着用、ウール素材の衣類は花粉が付着しやすいので避けるなどセルフケアも行ってみてください。喫煙や過度な飲酒、睡眠不足、ストレスを溜め込むことも症状を悪化させる要因になります。
季節ごとで様々な病気がありますが、まずは日々の生活習慣を振り返り実践してみてはいかがでしょうか。
