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【2008/09/01】 更年期をのりこえるために

小金井市報掲載: 平成20年9月1日号 ( 小金井レディースクリニック: 後藤田 祐宏 )

 

女性のライフサイクルは、女性ホルモン(エストロゲン)と深く関係しています。思春期はエストロゲン分泌が増加し、体型が女性らしくなるとともに月経が発来する時期であり、性成熟期はエストロゲン分泌が安定し、妊娠・出産に適した時期です。
一方、更年期は性成熟期と老年期の間で閉経前後の10年間(45~55歳)にあたり、加齢による卵巣機能の低下にともないエストロゲンが急激に低下し、身体的にも大きく変化します。
また、この時期は家庭や職場の状況など個人を取り巻く環境も大きく変化するときです。このころみられる月経不順、のぼせ、ほてり、発汗、冷え、イライラ、憂鬱、不安、不眠、めまい、動悸、頭痛などの身体的、精神的な症状が更年期障害といわれているものです。
その原因には、エストロゲンの急激な低下に加えて、本人の性格や家庭・職場などの生活環境もあり、症状の種類や強さには個人差があります。ちなみに男性も50歳を過ぎたころから女性と同じような症状が現れることがありますが、女性に比べて緩やかです。
更年期障害の治療法には、薬物療法、カウンセリング療法などがあります。最近では、ホルモン補充療法が注目されていますが、趣味の時間をもったり、運動することで気分転換を図り、リラックスすることも、症状軽減に役立ちます。更年期はだれにでも訪れる生理的なものだと割り切って、物事をあまり思いつめず、生き生き過こしましょう。