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お知らせ

【2007/01/01】 基本健康診査と介護予防

小金井市報掲載: 平成19年1月1日号 ( 宮本内科医院: 宮本 誠 )

 

明けましておめでとうございます。
平成18年度に、介護保険制度の改正が行われました。日本は、従来から世界に誇れる医療を提供し、平均余命も世界のトップを維持しています。ただ、少子高齢化は当分の間続くと思われます。いわゆる団塊の世代が、これから還暦を迎え、日本の超高齢化社会の到来に将来を心配する声も多く聞かれます。
介護保険は、過去5年間の実績から、介護を必要とする認定者が予想以上に増加し、2005年にはその費用が6・8兆円にもなっていることから、今回介護保険制度の見直しが行われました。
また、介護サービスを受けている人の約半数は、比較的軽い支援や介護で間に合っている人が占めています。さらに認知症の症状を持つ人が多くいることがわかり、早期発見と的確なケアが必要となりました。
そこで、軽度の支援を必要とする人の生活機能を改善し、軽い認知症のある高齢者に対し介護予防への取り組みが必要となりました。
平成18年度から65歳以上の人には市の基本健康診査の時に基本チエックリストヘの記入が導入されています。基本チェックリストのアンケートは、運動機能、認知症、閉じこもり、うつ病などに関係する、項目からなり、どのような生活をされているかを計る生活機能評価の参考資料となります。
介護予防が必要とされた人は、小金井市に3か所ある、地域包括支援センターが中心となって行われる地域支援事業の予防活動に参加することができます。センターで行われる予防プログうムは、生活機能の低下を早期に発見したり、機能を維特したりしてこれ以上悪くならないための目的で行われます。
小金井市民は健診に対する関心は高いのですが、平成18年度に受診を済ませた方の一部の受診者統計からは、国の基準を満たしたうえでこの介護予防プログうムを受けることのできる対象者は多くありません。市は対象者を少し広げることも考えているようです。この事業は今年から始まったばかりですから、どこの自治体でも予防プログうムは完成しているわけではありません。 しかし、小金井市は積極的に取り組んでいますので、だんだん充実してくると思います。健康な生活を維持するためにこの介護予防事業にも率先して参加してください。基本健診の期間は平成19年2月15日までありますので、皆さん受診をして健康チェックをされることをお勧めします。