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【2006/06/01】 白内障

小金井市報掲載: 平成18年6月1日号 ( 待山医院: 待山 伸子 )

 

目の中のレンズの働きをしている水晶体が、白く濁る病気が白内障です。水晶体は、主に蛋白質と水からなる透明な組織で、この水晶体を形成する蛋白質が老化などの原因で変性して、水晶体が濁ることにより、視力が低下して次のような症状が出ます。
濁つている部位や程度によってさまざまですが、かすんで見える、まぶしくなる、暗くなると見えにくくなる、どんなに調整しても眼鏡が合わない、ものが二重、三重に見えるなどです。水晶体には紳経や血管がないため、目の痛みや充血はありません。
白内障が軽度の場合、点眼薬や内服薬で進行予防を行いますが、これらの薬で視力を回復させることはできません。したがって、進行した白内障を治療するには手術を行います。
手術をする時期は、日常生活に不自由を感じるようになつたときというのが一般的です。職業や生活状態によっても違いますが、手術が必要な時期は、仕事に支障があるとき、運転免許の更新ができないとき、屋外でまぶしく感じ極端に見えづらいときなどです。手術を考えるときは、医師とよく相談する必要があります。
白内障の手術を受ける前には、さまざまな検査を行います。眼内レンズは一か所にピントが固定されるため、患者さんの職業や生活を考慮して、どこにピントを合わせるか、手術前に医師と話し合っておくことが大切です。
入院期間は、病院によつて異なりますが、通常3,4日くらいです。最近では、患者さんの状態や通院に問題がなければ、日帰り手術を行っている病院もあります。白内障の手術は、術後の安全性を考慮すると入院して手術を行う方が患者さんも安心ですが、日帰り手術を希望する方は医師とよく相談してください。
現在、白内障の手術は主に、濁った水晶体を超音波で破壊し吸引して取り除き(超音波乳化吸引術)、人エレンズ(眼内レンズ)を入れます。白内障が進行して、この方法で難しい場合には、水晶体嚢外摘出術という別の方法で行われることもあります。
手術は局所麻酔で行います。現在では、白内障の手術は進歩し、安全性の高い手術ですので、安心して手術を受けてください。手術をした目が使えるようになるのは、手術の翌日か翌々日です。通常の日常生活はすぐ再開できますが、手術による傷口は完全に落ち着いているわけではありませんので、目をぶつけたりしないように気をつけてください。
また、手術後2~3か月間は炎症や感染症が起こりやすいため、点眼薬を用いる必要があります。手術後3か月ごろには視力が安定してくるので、この時期に自分の視力に合った眼鏡を作ります。手術後しばらくの間は、定期検診を受けましょう。