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【2020/03/31】 認知症になりにくい生活は

小金井市報掲載: 令和2年4月1日号 ( 武蔵野中央病院:牧野英一郎 )

 

 何を忘れたかわかっているのが、正常な老化による物忘れです。忘れている自覚がなかったり、今が何月何日何時で、ここが何処で、相手が誰かもわからなかったり等、これまで無かった言動が出始めると、認知症かもしれません。早めに医療機関を受診することをお勧めします。
 治る場合もあるし、進行を遅らせ今後の対応を考える時間が得られることが多いのです。とはいえ重症になっても自尊心は保たれていますので、認知症と言えば本人が受診を拒むこともあり、糖尿病や高血圧の検査等の理由で医療機関を訪ねるのも一法です。
 そもそも認知症の予防にはこれらの生活習慣病を治療しておくことが基本だったのです。食事は野菜・魚・果実を多く、塩分は控えめの和食を中心に、動物性の油の少ない肉も取り、水分は入浴前後や夏場は脱水防止に充分取りましょう。中年期は太りすぎず、老年期は痩せすぎず、〇〇さえ摂れば大丈夫、といった考えは避けバランス良く食べましょう。煙草を吸いながらサプリを飲むなど無意味です。寝不足を避け、昼食後30分以内の昼寝はお勧めです。柔軟体操や有酸素運動(酸素を取り込みながらの持続的運動)である散歩・ジョギング・水泳・体操ダンス・縄飛び等を30分位、週2~3回すれば理想的です。転倒や長期の臥床は認知症のきっかけになりますので運動機能低下はできるだけ小さく。運動しながらクイズや暗算をする、右手左手別々の運動をしながら歌を歌う、など多重課題は脳のリハビリにも効果ありと言われています。
 以上、ひとつでも生活に取り入れられてはいかがでしょうか。