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【2019/09/30】 新型たばこについて

小金井市報掲載: 令和元年10月1日号 ( 武蔵小金井クリニック: 筒井 秀人 )

 

 皆さんは「電子たばこ」や「新型たばこ」という言葉をお聞きになったことはあるでしょうか。実際に吸っているという方もおられるかもしれません。実は、新型たばことは、「電子たばこ」と「加熱式たばこ」を合わせて、従来の紙巻きたばこと区別する名称です。
 日本ではたばこの葉を入れたカプセルをヒーターにより燃えない温度で加熱して出てきたニコチンを含むガスを吸う加熱式たばこのみが認可されています。加熱式たばこの宣伝を見るといかにも吸っていても健康に害がないようなうたい文句が並んでいますが、果たしてそうでしょうか。
 加熱式たばこのガスに含まれる有害物質のうち、ニコチンや発がん性が確認されているホルムアルデヒドは紙巻きたばことあまり変わらず、3・MCPDという、ラットに腎臓癌や、精巣癌を起こすとされている物質も認められました。一部の有害物質の濃度は紙巻きたばこより少ないようですが、有害物質の種類は同じくらい多岐にわたっています。ニコチンの濃度が同じくらいと言うことは、ニコチン依存性も同じくらいで、一度吸い始めるとなかなかやめられないと言うことです。
 加熱式たばこを製造、販売している企業のパンフレットには次のように書かれています。「有害性成分の量を約90%カットの表現は本製品の健康に対する悪影響が他製品に比べて小さいことを意味するものではありません。」「リスクがないわけではありません。」「たばこ関連の健康リスクを軽減させる一番の方法は紙巻きたばこも加熱式たばこも両方やめることです。」