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【2019/03/28】 大腸がんは治りやすい病気です

小金井市報掲載: 平成31年4月1日号 ( かわべ内科クリニック: 川邊隆夫 )

 

 日本では、毎年100万人の方ががんにかかります(死亡は38万人)。その中で一番多いのが大腸がんで、15万人の方がかかります(死亡は5万人)。この大腸がん、意外と治りやすい病気なのです。
 がんの広がりの目安として、ステージという言葉が使われます。ステージI~IIはがんが大腸内にとどまっている状態。ステージIIIは、がんが大腸の外へ少しでた状態(リンパ節に転移している場合もあります)。このステージIIIはいわゆる進行がんです。でも、大腸がんは、ステージIIIでも85%の人が治るのです(5年生存率が85%)。もちろん、適切な治療を受けた場合です(大抵は手術が必要)。食道や胃のがん、あるいは肺がんでは、ここまでは治りません。
 大腸がんが治りやすいとはいっても、ステージIV(肺や肝臓に転移)になってしまうと、治療成績は悪くなります。大腸がんも早期発見、早期治療は大切です。
 小金井市では、毎年6月から、大腸がん検診(便潜血検査)が始まります。便に微量の血液が混ざっていないかを調べる検査です。便を2回(2日間)とるだけですから、負担が少なく受けやすい検査です(ただし、陽性になった人は、必ず大腸内視鏡検査を受ける必要があります)。
 この検診と適切な治療で、80%以上の大腸がん死が防げると考えられています。ぜひとも、毎年大腸がん検診を受けるようにしてほしいと思います。