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【2018/12/03】 たかが不眠、されど不眠

小金井市報掲載: 平成30年12月1日号 ( 桜町病院: 寺田久子 )

 

 『明日は8時30分から打ち合わせで、10時から重要な会議がある!眠らなければ、眠らなければ!といつもより早く布団に入ったのに寝付けない。焦れば焦るほど眠れない。何度も時計を見て1時、2時、3時、そのうち新聞を配るバイクの音まで聞こえてくる。あーあ、どうしよう!』こんな経験はありませんか?眠りたいのに眠れない。「一晩二晩眠れなくても大したことないさ」という人もいますが、これは思ったよりつらいことです。
 確かに1日だけ眠れず次の夜には眠れるのは不眠症とは言いません。不眠症とは眠れる適切な環境にかかわらず、眠れず、日中に支障をきたし、週に3日以上3か月以上続く睡眠状態をいいます。
 不眠症には4つのタイプがあります。床にはいってもなかなか寝付けない『入眠困難』、夜中に何度も目が覚めてそのあとなかなか寝付けない『中途覚醒』、朝早く目が覚めて2度寝ができない『早朝覚醒』、ある程度眠ってもぐっすり眠れたという満足感が得られない『熟眠障害』、です。日本人の5人に一人は不眠症といわれています。適切な治療をうけて快適な眠りを取り戻しましょう。
 不眠症の治療目標は、眠れるようになる、ではなく不眠症状に対して不安と恐怖を軽減させ年齢相応の生活機能を取り戻すことです。5つの主な原因として、身体的原因、薬によるもの、精神的病気によるもの、心理的な原因、生理学的原因があります。したがって治療はこれらの原因を取り除くための方法を行っていくことになります。
 必ず眠りへの不安、不満は解決します。安心してください。