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【2018/02/15】 ロコモティブシンドロームをご存じですか?

小金井市報掲載: 平成30年2月1日号 ( 共立整形外科: 三島 市郎 )

 

 日本人の平均寿命は男女とも80歳を超え世界でもトップクラスですが、他の人の介護を受けずに自立した生活ができる健康寿命は平均寿命より7~8年短いのが現実です。
 つまり最後の7~8年は他人の介護を受けなければ生きて行けないということです。
 介護が必要になる主な原因は、メタボリックシンドローム(メタボ)などによる脳卒中、ロコモティブシンドローム(ロコモ)による変形性疾患や骨折、認知症などです。
メタボは放置すると動脈硬化が進行することをご存じの方も多いと思われますが、ロコモはメタボほど知られていません。
 ロコモティブシンドロームは、バランス能力の低下、筋力の低下、骨や関節の病気(骨粗鬆症、変形性膝関節症、脊柱管狭窄症など)が介護を受ける原因になることを知ってもらうために、2007年日本整形外科学会が発表しました。
①片脚立ちで靴下がはけない
②家の中でつまずいたり滑ったりする
③階段を上がるのに手すりが必要である
④横断歩道を青信号で渡りきれない
⑤15分くらい続けて歩けない
⑥1リットルの牛乳パック2本程度を持ち帰れない
⑦掃除機の使用、布団の上げ下ろしが困難
以上の7項目のうち1項目でも当てはまったらロコモの始まりです。
 予防は運動です。外出が困難な方は開眼片足立ち訓練(目を開けて片足立ちを左右交互に1分間、1日3回)、転びやすい方は片手で机などにつかまって行って下さい。約53分間の歩行に相当する運動と言われています。