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【2017/12/04】 災害時の医療

小金井市報掲載: 平成29年12月1日号 ( 共立診療所: 三島 協二 )

 

 地震などの災害は24時間、365日いつ起こるか分かりません。このように、事前に予測困難な災害時に行われる災害医療は、日常的に病院やクリニックで行われている通常の医療とは全く異なるものです。
 日常的な医療では「患者さんにとって必要とされるすべての医療」が行われますが、災害医療では、混乱する現場・殺到する傷病人に対し、「限られた医療スタッフと医薬品を最大限有効に活用」することで、何とか一人でも多くの人命を救うことが求められます。
 このような制約の中では、最善の医療を行うため、傷病人の緊急性や重症度に応じて治療の優先順位が決定されます。この優先順位の決定を「トリアージ」と呼びます。
 多数の傷病者が一度に発生する特殊な状況下では、トリアージを行うことにより、救命の可能性が非常に低い者よりも、可能性の高い者から順に救護・搬送・治療に当たるべきという考え方です。
 小金井市のマニュアルでは、震度6弱以上の地震が発生した場合、市内の医院・クリニック・診療所は基本的に閉鎖され、市内2つの病院(小金井太陽病院・桜町病院)を医療拠点病院とし、そこで診療前にまずトリアージが行われ、その後の治療方針が決定されます。
 大災害発生時には、このように普段とは全く違った医療体制となります。皆様にもぜひ、ご理解・ご協力をお願い申し上げます。