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【2015/11/30】 東京都の救急医療について

小金井市報掲載: 平成27年12月1日号 ( 菊池脳神経外科・整形外科: 菊地 隆文 )

 

 救急医療機関には、軽症対応の一次から重傷者対応の三次までありますが、標榜科目は個々の医療機関の任意体制となっています。
 このため夜間・休日は、患者さんに適切な診療機関が近隣にあるとは限りません。たとえば多摩地区では耳鼻科は1病院しかありません(これは唯一輪番制になっていますが、ここが手術・混雑等で閉鎖になると多摩地区では0になってしまいます)し、皮膚科や眼科・歯科などが1病院もないことはよくあります。内科・外科・脳外科・小児科は多くあるほうです。それでも腹痛で内科を受診しても、当直医師の専門が呼吸器であったり、受診の結果当直医師がいない婦人科疾患であったりということがあります。
 東京都では救急隊向けにCCU(循環器)・脳卒中・周産期だけはネットワークが整備されていますが、それでも近隣であるとは限りません。よって全国一の病院数を誇る東京でも、受診したい診療科目によっては十何キロも離れた病院しかないということは珍しくありません。
 さらに休日夜間には時間外加算料金がかかりますし、救急車で遠くまで行った場合は帰りのタクシー代もかさむことになります。したがってできるだけ平日日中の早めに受診することが、距離や診療内容、費用の点からは最善の方法となります。とはいってもどうしても症状がつらい時は、月曜の朝まで我慢されませんようお願いします。