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【2014/12/01】 訪問診療について

小金井市報掲載: 平成26年12月1日号 ( むさし小金井診療所: 富永 智一 )

 

高齢化社会が進行する日本では医療の仕組みが大きく変わろうとしています。高齢化に伴い病気になる方の割合も増え、入院を余儀なくされる、もしくは自宅療養が困難なため入院を希望される方が増えてきています。一人の患者さんが入院をするとその医療費の7~9割を国と保険組合が負担をします。日本は海外と比較すると病院の数がとても多い国です。そのため、国の負担が大きくなってきており、医療の仕組みの見直しが必要な状態となっています。
入院される方の多くには自宅があり、もし自宅で療養が可能であれば国の負担も患者さん個人の負担も軽減されます。そのため、病院においては迅速な治療による入院期間の短縮化が行われ、同時に医療機関による訪問診療が推進されてきています。
現状では病院での長期間の入院をすることは制度上難しくなってきており、治療が一段落したら一度自宅に帰る、もしくは施設などに入所をするという流れが一般的となっています。
病院から退院したが通院が困難な方を含め、「体に痛みがあり歩くのがつらい」「認知症があり家から出ることが出来ない」などさまざまな理由から訪問診療が活用されています。本当は受診が必要であるけれど、かかりつけ医療機関に通えなくなってしまった方などは通院をやめてしまうのではなく、一度かかりつけの医療機関で訪問診療について尋ねてみるのも良いかもしれません。