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【2013/07/01】 皮膚からのサイン

小金井市報掲載: 平成25年7月1日号 ( 梶野町クリニック: 岡村 秀子 )

 

 夏になると、足がムズムズしてくる人が増えてきます。よく見ると、小さな水ブクレ、皮ムケ、フヤケ、カサカサ、キレツ等が見つかります。 「水虫かな?」
 水虫は、真菌つまりカビの一種である白癬菌の感染によって起こります。 この白癬菌は皮膚の最外側の角質層や毛や爪に感染します。はじめはほとんど反応がでてきません。 むし暑くなって菌が増殖しはじめると、皮膚が菌を追い出そうとしてさまざまな症状があらわれてくるのです。
 よく似た症状でも水虫とは別の病気がいくつかあり、原因や治療法が違います。 検査で菌の確認をしてから治療を始めましょう。
 水虫は、つい軽く考えてしまいがちですが、「今ただちに全身的な影響はない」と思われる軽い症状でも、 10年20年後はどうなるか、年齢、健康状態、家族、生活、環境等総合的に考えてみてください。
 皮膚は、いろんな働きをしていますが、私たちが生命活動を営むうえでの外界との境界です。 境界にほころびがあれば、そこからカビのみならず細菌やウイルスその他のものの侵入門戸となります。 その結果赤く腫れあがることもまれではありません。 糖尿病などの病気のある人は、さらに壊疽へと進展することもあります。
 人間がこの世に誕生し、歩けるようになって以来、足は、私たちの活動を支え続けています。 いつまでもしっかりと大地をふみしめて歩くために、時々は足をチェックしてください。
 皮膚に異常はないか、バランスよくしっかりと歩けているか。 水虫以外のものも見つかるかも知れません。 素足の夏、皮膚からのサインをしっかりキャッチして早めに対策をたてましょう。