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【2013/02/01】 マイコプラズマ肺炎

小金井市報掲載: 平成25年2月1日号 ( 新こがねい呼吸器内科: 原﨑 一浩 )

 

マイコプラズマ肺炎は、乾いたしつこい咳を特徴とする呼吸器の感染症です。 咳は夜間に多く、ゼーゼーという喘鳴や高い熱、頭痛、吐き気などを伴うこともあります。 肺炎マイコプラズマという極めて小さな細菌が原因で、抗菌薬で治療します。
従来から、マイコプラズマ肺炎はオリンピックの年にはやると言われていましたが、 だんだんこの傾向ははっきりしなくなってきています。
患者数は2年前から徐々に増えてきていますが、特に2012年は通常の年の3倍の患者数となっています。
マイコプラズマ肺炎は、くしゃみや咳の飛沫で感染します。 感染から発病までの潜伏期間は1~3週間くらいです。3~7歳の小児が全体の患者数7割を占めますが、 大人や高齢者への感染も決して少なくありません。
大人の感染では、「風邪をこじらせたのだろう」と無理して仕事場に行ってしまうことも多く、 感染をますます広める原因にもなっています。
抗菌薬はマクロライド系が従来投与されていましたが、近年マクロライド系抗菌薬に耐性を持つ菌が増えており、効果が不十分なこともあります。ただ、その場合でも全く効かないわけではなく、症状が2日ほど長引くが効果はあるという意見もあります。
かかるのを予防するには手洗いやうがいを習慣にし、咳が続くときは、風邪やインフルエンザのときと同じく、 早めに受診することやマスクの着用が周囲の人に広めないために必要です。