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【2012/07/01】 熱中症に注意しましょう

小金井市報掲載: 平成24年7月1日号 ( 聖ヨハネ会 桜町病院: 小林 宗光 )

 

 熱中症は暑い環境に体がうまく適応できなくなって起こる障害です。 暑くなると皮膚の血管を拡げて血流を増やして熱を放出、また汗の蒸発によって皮膚の熱を奪い体温を下げようとしますが、 熱の産生と放出のバランスが崩れてしまえば体温は上昇します。
 気温や湿度が高い、風が弱い、炎天下などの状況で激しい運動や労働をすると、熱中症を起こしやすくなります。 体がまだ暑さに慣れていないとき、適応力の弱い乳幼児や高齢者では特に注意が必要です。
 熱中症の重さと症状は、次のとおり分類されます。
▽  Ⅰ度(現場での応急処置で対応できる軽症)=たちくらみ、筋肉のこむらがえり
▽  Ⅱ度(病院へ搬送を必要とする中等症)=頭痛、気分の不快、吐き気、体がぐったりする、力が入らない
▽  Ⅲ度(入院して集中治療の必要性のある重症)=意識がない、呼びかけに対して返事がおかしい
 Ⅰ度の症状があれば、すぐに涼しい場所へ移り、水分を取って、体を冷やします。 衣服を脱がせて体から熱の放散を助けます。皮膚に水をかけて、うちわや扇風機など風をあてると効果的です。 氷嚢があれば、首、脇の下、大腿の付け根に当てて冷やすとより有効です。 誰かが必ずそばに付き添って見守り、改善しない場合や悪化する場合には躊躇せず病院へ搬送します。
 熱中症に対しては、暑さを避けて服装を工夫する、こまめに水分を補給する、急に暑くなる日は注意する、 暑さに備えた体作りをする、集団活動の場ではお互いに配慮するといった予防が最も大切です。