小金井市医師会の公式ホームページです。小金井市内の目的の医療機関がお探しいただけます。

会員専用ページ
お知らせ

【2012/03/01】 自律神経失調と障害

小金井市報掲載: 平成24年3月1日号 ( 竹馬ビルクリニック: 久我 治子 )

 

 季節、生活3環境、職場、学校、年齢、ホルモンなどの変わり目、ストレスがあるときに、下痢、便秘、不眠、めまい、動悸、 呼吸困難など、何らかの身体症状が出現して、落ち着かなくなることがあります。
 自律神経のバランスが乱れた状態で、自律神経失調と呼ぶこともあります。
 自律神経系は、脳幹や脊髄と内臓系をつないでいる神経で、身体の内部環境を維持するために、意識に関わりなく働き続けています。
 交感神経系と副交感神経系があり、協力して働いています。 日中は、いきいきした活動のために交感神経が優位に働き、夜は、脈拍、呼吸、眼などは動きが減少し、消化活動を活発に行うように、 副交感神経が優位に働くのです。
 十分に機能を生かす為には睡眠にあてる適正な時間を確保する、夜は、消化の仕事量を増やさないため、満腹にしない、眼を疲れさせない、 リラックス体操をする事などが効果的です。
 自律神経の病気は、バランスが崩れた失調以外に、自律神経障害があります。
 障害をきたす疾患は、脳血管障害や、脳変性疾患、脊髄疾患(脊髄障害による神経圧迫、外傷などを含む)、糖尿病性など、いろいろあります。
 症状として、立っている時の極端な血圧低下、胃のもたれ、便秘、排尿障害、発汗障害等が起こります。
 糖尿病性自律神経障害では、低血糖でも、動悸、発汗、ふるえといった交感神経刺激症状が出ずに、低血糖が気づかれないことがあります。
 また、糖尿病では心筋梗塞になっても症状が出ないことや、起立性低血圧によるめまいが出たりするので、自律神経障害の有無の診断も大切です。