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【2011/09/01】 メタボリックシンドロームとインスリン抵抗性

小金井市報掲載: 平成23年9月1日号 (くろだ内科医院  畔田 浩一 )

 

最近、内臓脂肪型肥満に加えて、高血糖、高血圧、脂質異常のうちいずれか2つ以上を合わせ持った状態が、メタボリックシンドロームです。
メタボリックシンドロームでは、特に内臓脂肪量の評価が重要になります。 評価方法としてはまず腹部CTがあり、内臓脂肪面積(臍の位置の輪切り)を測定し、男女とも100平方㌢㍍以上が該当します。 簡単な方法としては腹囲(臍の位置)測定があり、男性85㌢㍍以上、女性90 ㌢㍍以上が該当します。
メタボリックシンドロームの基本病態はインスリン抵抗性です。 インスリンは膵臓から出され血糖値を下げるホルモンです。 インスリンが出ているにもかかわらず、インスリンの働きが悪くなった状態をインスリン抵抗性とよんでいます。 過食、高脂肪食、運動不足等から内臓脂肪の蓄積をきたし、インスリン抵抗性が生まれるのです。 インスリン抵抗性が存在すると内臓脂肪の蓄積をまねき、高血圧、動脈硬化、糖尿病等さまざまな合併症の原因になります。
通常インスリン抵抗性の状態では、膵臓から多量にインスリンが出るため、大きな負担を膵臓に与えてしまいます。 そして膵臓からインスリンが出にくくなってしまうこともあります。 インスリン抵抗性が原因の糖尿病で、インスリン注射を必要とする方がいるのはこのような理由からです。
内臓脂肪型肥満の方はインスリン抵抗性があると考え、それを改善させるために、内臓脂肪を減らすことを目標に、食生活を見直し運動することが必要です。
食欲の秋を迎えますが、メタボの予防・改善のためにも、運動の秋でもあることを忘れないようにしましょう。