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【2010/10/01】 糖尿病の診断基準が変わりました

小金井市報掲載: 平成22年10月1日号 ( 友利内科クリニック: 友利 直樹 )

 

 糖尿病は生活習慣病かつ国民病と言われ、急速な増加が懸念されています。 わが国の糖尿病患者数は約890万人と推定され、年間30万人ずつ増加しています。 患者さんの約半数は定期的な治療を受けておらず、定期的治療を受けている患者さんにおいてもその約3分の2がコントロール不良とされています。
 こういった現状の中で、今回11年ぶりに糖尿病の診断基準が改訂され、7月1日より実施されています。 新しい診断基準では、①血糖値(空腹時126mg /dl以上、75g 糖負荷試験2時間値200mg /dl以上、随時血糖200mg /dlのいずれか) ②HbA1c値(ヘモグロビンAlc、JDS値、過去1.2か月の血糖の平均値)6・1%以上のいずれかを満たす場合を糖尿病型とします。
 従来は、血糖値が糖尿病型に合致しても、日を改めて検査し、再度糖尿病型に合致して初めて糖尿病と診断されていました。
 今回は慢性の高血糖状態を反映するのに非常によい指標であるHbA1cを糖尿病型の判定に加えました。 血糖とHbA1cの同時測定で、双方が糖尿病型であれば1回の検査で糖尿病の診断が可能です。
 この改定により糖尿病の早期診断・治療を促すことが期待されます。 特定健診等を積極的に利用し異常を指摘された場合は、放置せず医療機関を受診しましょう。
 食欲そしてスポーツの秋、腹八分目と適度な運動を心がけましょう。 よい生活習慣の維持こそが糖尿病発症予防の王道です。