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【2009/06/01】 高齢者の転倒、骨折の予防

小金井市報掲載: 平成21年6月1日号 ( 浅沼整形外科: 浅沼 芙智子)

 

家庭内での転倒、骨折は70歳以上の高齢者で多く見られ、骨折により寝たきりになったり、認知症を引き起こしたりすることも少なくありません。骨折を予防するには、骨を丈夫にすることと同時に転倒を防ぐことが大切です。
転倒の原因は大きく2つあり、身体的要因と住宅等の環境的要因です。
年をとると筋カが低下し、反射も鈍るのでバランスをくずしたときに、体を支えきれず転倒しやすくなります。また、心疾患、めまい、白内障などの病気のある方、睡眠薬や降圧剤などを服用している方などは転倒の危険性が増加します。
高齢者の歩行の特徴として、うつむき加減で膝を曲げ、歩幅が狭く、すり足歩行になっていて、自分ではつま先を上げているつもりでも実際は上がってないのでつまずきやすくなっています。
そのため、高齢者が転倒、骨折をする場所は自宅の中が意外に多いのです。床の段差や、カーペットの縁、電気コード、暗い照明等、危険因子になります。
転倒、骨折を予防するには、手・足・腰の筋カやバランス能カをできるだけ保つように鍛え、転倒しにくい体づくりをすることと、住環境の整備が必要です。
具体的には、つま先を上げてかかとから着地する歩き方を心がけることや、普段から歩く習憤をつけたり、スクワットやしこふみ体操、片足立ちなど自分に合った運動をすること。
住環境では、床の段差をなくし、つまずきやすい物を片付け、廊下、階段、浴室、トイレ等に手すりをつけたり、照明を明るくする等の整備が大切です。