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お知らせ

【2007/03/01】 今年は花粉症を治すチャンス

小金井市報掲載: 平成19年3月1日号 ( もろほし耳鼻咽喉科: 諸星 咲子 )

 

去年に続き、今年も花粉が少ないので、ほっとしている方が多いと思います。このチャンスに花粉症を軽くする方法をお知らせしましょう。
①花粉症を完全に抑えておきましょう
軽いからとほっておかずに、マスクやうがいをしましょう。それでも、症状があれば治療しましよう。
花粉症の方は普通よりも敏感なので、花粉に接すると症状が出てしまいます。この体質が変わるわけではありませんが、症状が起きないようにコントロールしておくと、敏感さが弱くなり、症状が出にくくなる傾向があります。
花粉が少ない年は花粉症を軽くするチャンスです。2年間花粉が少ないと、杉の木はパワーがたまっているので、天候の条件がよければ大飛散を起こします。来年、再来年のために、今年も治療を受けることをお勧めします。
②レーザー治療のチャンスです
レーザー治療をご存知ですか?鼻の粘膜にレーザー光線を当てて、火傷を起こさせます。火傷すると、皮膚はケロイド状にひきつれたり、表面がテカテカして火傷の跡が残ります。これを利用したのがレーザー治療です。
鼻の粘膜にレーザー光線を当てて火傷させると、焼き縮められるので腫れが減り、鼻づまりが軽くなります。また粘膜表面の粘膜腺がつぶれ、鼻水の量が減ります。レーザー光線を当てても痛みはほとんどありませんし、匂いがわからなくなることもありません。
鼻の中に麻酔薬をつけたガーゼを当て、表面を麻酔します。それから鼻の中に直径3ミリくらいの細い内視鏡とレーザー光線を発射する管を入れてカシャカシャという感じでレーザーを発射するだけですので、小学生から可能です。
ただ、火傷ですので、1遇間くらいは鼻づまりや鼻水がひどくなったり、かさぶたがついたりします。また、火傷は治ってしまうので、効果は永久ではありません。個人差がありますが、5~6年で追加する方が多いです。1回で跡が残る火傷をさせると、体質によってはひどくなりすぎることがあるので、弱い火傷を3~4回繰り返す方法をお勧めしています。
花粉症のときは粘膜が腫れて敏感になっているので、器具が触れただけでくしゃみや鼻水が出て、治療できません。レーザー光線は水を通さないので、鼻水が多いと効果が出ないのです。
今年は早い時期からできそうですので、去年や今年も症状が出た方はこの機会に耳鼻科でご相談ください。