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【2006/04/01】 よりよい睡眠を

小金井市報掲載: 平成18年4月1日号 ( 小松外科胃腸科: 小松 悟 )

 

健康の基本は、快食、快便、快眠です。人間は3分の1は眠っており、脳や身体の疲労を回復し明日への活力を養うのが睡眠です。
しかし、高度に発達した現代社会では、人間の自然な生活リズムに変化をもたらし、同時に、ストレスを増加させ不眠に悩む人が増加しているのが実情で、日本人の5人のうち1人に不眠症があるといわれております.
不限症は人それぞれですが、現れ方が持続日数より分類すると、1.入眠障害、寝つきが悪い人で一般には入眠するまでに30分から1時間くらいかかる場合。2.睡眠持続障害。夜中に2回以上目が覚めて、その後なかなか眠れない中途覚醒があり、睡眠の持続が障害されるタイプ。3.早期覚醒、いつもの時間より2時間以上早く目覚めてしまい、その後眠れない場合。
また、睡眠日数による分類では、1.一過性仮眠、旅行や試験前後等の特別な事情による数日間の不眠ですが,治療の必要はありません。2.短期睡眠,仕事や家庭その他のトうブル、ストレスあるいは身体の疾患等で1~3週間続きます。3.原因はともかく1か月以上にわたって不眠が続く場合は治療の対象となります。
睡眠時間は個人差が大きく、一概にはいえませんが、本人が満足し昼間に正常な活動ができれば不眠症ではありません。 まずは、不眠の原因をはっきりさせることが大切です。ストレスを解消すること、規則正しい生活を心掛け、適度な運動をし睡眠のための環境を整えることが必要です。もちろん病気が原因ならば、まずそれの治療が必婁です。

 

睡眠薬による治療
現在では、効果が高く副作用の少ないベンゾジアセピン系が主流です。中枢の感情興奮を鎮め、覚醒中枢の興奮を鎮めて睡眠を促すもので睡眠導入剤とも呼ぱれており薬理作用、抗不安作用、睡眠促進作用、筋弛緩作用、抗けいれん作用等があり、自然に近い睡眠を促進し、安全作が高く長期間服用しても耐性や依存性が生じにくい特徴があります。
使用上最も重要なことは作用持続時間です。睡眠薬が体内で分解排泄される速度は、血液中で最高値に達した時点から、その濃度が半分になるまでの時間を半減期といいますが、この時間の長さが作用持続時間を知る目安となります。この時間の長さにより、超短時間作用型、短時間作用型、中時間作用型、長時間作用型に分類されます。しかし薬である以上安全性が高くとも副作用は皆無ではありません。従って、飲み方や中止する時期を含めてぜひ主治医や薬剤師さんと相談されると良いでしょう。