小金井市医師会の公式ホームページです。小金井市内の目的の医療機関がお探しいただけます。

会員専用ページ
お知らせ

【2006/02/05】 スギ花粉

小金井市報掲載: 平成18年2月5日号 ( 西野耳鼻咽喉科: 西野 裕仁 )

 

スギ花粉症は、どのような病気でしょうか?カビ臭い場所に行ったり、大掃除でホコリっぽくなったりすれば、どんな人でも「くしゃみ、鼻水、鼻づまり」が出ます。これらは、カビやホコリなどが体の中に入らないようにする鼻の防御反応です。この防御反応が、少しのスギ花粉に対して過剰に出現してしまうと、「くしゃみ、鼻水、鼻づまり」が止まらなくなってしまいます。これがスギ稲粉症です。
【シーズン前の治療】
毎年、スギ花粉症でつらい思いをしている人には、スギ花粉症の症状がでる前から薬を飲むことをお勧めします。症状が出てから薬を飲むよりも、症状が出る前から薬を飲んでおいた方が、薬が良く効くといわれています。
【シーズン中の治療】
スギ花粉を体の中に入れないことが大切です。マスクやメガネ、うがいなどの対策を充分に行ってください。また、スギ花粉症用のお薬もあります。かかりつけの先生と相談してください。
【シーズン後の治療】
スギ花粉症の症状がつらかった人は、翌年に備えて鼻粘膜焼灼術などの治療をお考えください。鼻粘膜焼灼術の目的は、化学剤やレーザーを使って「鼻粘膜をやけど」させることにより、スギ花粉症への過剰な防御反応を正常な範囲まで低下させることです。その結果、「くしゃみ、鼻水、鼻づまり」といった症状が改善されます。治療自体は20~30分程度で終了します。もちろん入院などの必要もなく、日帰りできる治療です。副作用はほとんどなく、においがしなくなることもありません。
しかしシーズン中の2~5月に治療すると、かえって症状が悪化するといわれています。そのためシーズン以外の期間に治療を開姶しなくてはなりません。
有効率60%~80%、持続期間2~5年問ぐらいと優れた治療効果が報告されています。しかし、治療効果は症状や体質などによって個人差があります。鼻粘膜焼灼術をご希望の人は、まず治療経験のある耳鼻咽頭科専門医と相談することをお勧めします。
また、次のような人に鼻粘膜焼灼術をお勧めします。
鼻づまりの症状が強い、薬の治療効果が低い人、薬を使いたくない人、薬の副作用(眠気)が出る人、妊婦および授乳中の人、集中カが必要な受験生、屋外でスポーツをされる人。
この治療には、保険が適応されます。自己負担が3割の方ですと、手術代のみで六干円くらいです。(検査などをした揚合は、別に費用がかかります)