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【2016/08/30】 肩こり解消方法について

小金井市報掲載: 平成28年9月1日号 ( 高見澤整形外科クリニック: 高見澤 充 )

 

 肩こりが、ひどくて不調を訴える方は、大勢いらっしゃいます。
 長時間、前かがみでパソコンやスマートフォン等を操作する姿勢をとり続け、肩こりを感じる方が多いようです。
 頭の重さが、体重の約10~15%あると言われていますので、頭の重みが、首や肩の筋肉に負担を与えます。特に、猫背は、頭頚部が肩甲骨より前方に位置するため、頭頚部と肩甲骨を結んでいる僧帽筋や肩甲挙筋の筋肉が縮こまり、肩こりの原因になります。
 肩こりに効果的なのは、肩や背中のこりをほぐす肩甲骨ストレッチです。腕の左右の肘を曲げ、手のひらを肩に置き、肩甲骨を意識しながら肩をまわす。これらの動作を10回から20回繰り返すと良いでしょう。また、頚椎前面の筋肉をトレーニングする事も肩こり改善には重要です。座った状態で、下に伸ばした左右の手を後ろで組み、肩甲骨を寄せる意識で胸をはり、顎を引きながら頭のてっぺんを天井方向真上に引き伸ばすように、5秒間身体に力を入れ、その後5秒間緩める動作を10回程繰り返します。頭頚部が肩甲骨直上に来るような意識で、正しい姿勢を保ち、猫背を習慣化しないように心掛けることも大切です。
 また、最近注目されている、筋膜はがし(リリース)も効果があります。筋膜とは、筋肉線維の束を包み込んでいる膜で、長時間、悪い姿勢を取り続けると、筋膜の伸縮性がなくなり、こりが生じます。治療として、徒手的筋膜リリース法や、生理食塩水などの注射による筋膜リリース法があります。生理食塩水を超音波で確認しながら、こっている筋膜に注射することで、筋膜をのばして、こりの痛みを解消する効果が期待できます。生理食塩水を注射するだけなので、副作用などの心配もありません。