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【2016/01/05】 認知症かな?と思ったら

小金井市報掲載: 平成28年1月1日号 ( さいとう医院: 斎藤 寛和 )

 

 新年明けましておめでとうございます。市民の皆さんにとって本年が平穏で希望に満ちた一年となるようにお祈り致します。
我が国では高齢者人口の増加に伴い、認知症患者さんの数が増え、現在の約462 万人から平成37年には約700 万人になると推計されています。
 不幸にしてご家族が認知症かな?と思ったり、自分も怪しいかな、と思ったらまずは地域包括支援センターに相談しましょう。「物忘れ相談シート」を一緒に記入してもらって医療機関を受診することができます。このシートは患者さんの認知症に関する情報が簡潔に整理されたもので、病診連携や医療・介護の連携をスムーズにしてくれます。本人が受診を拒む場合などのために、市では認知症初期集中支援チームを用意しています。これは医療・介護の複数の専門職が認知症疑いや認知症の人及びその家族を訪問し、必要な医療や介護の導入・調整や、家族支援などを行うチームです。医師会ではこのチームに必要な認知症サポート医の養成に力を入れており、現在4人のサポート医が活動しています。さらに、地域の認知症対策の中心となる認知症疾患医療センターや認知症ケアパス※の整備も進めているところです。
 しかし、究極の認知症対策は認知症にならないことです。糖尿病などの生活習慣病は認知症の発症率を高めますから、健診結果からメタボと診断された方は生活習慣を見直しましょう。ウォーキングやダンスなどの運動や麻雀、囲碁などのゲームにも認知症予防効果が期待されています。積極的に社会に出て、趣味やボランティア活動を通じて多くの人と交流する事も良いでしょう。

 ※認知症ケアパス:発症予防から人生の最終段階まで障害の進行に合わせていつ、どこで、どのような医療・介護サービスを受ければよいのか、これらの流れをあらかじめ標準的に示したもの。