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【2014/04/01】 ラテックスアレルギーをご存じですか

小金井市報掲載: 平成26年4月1日号 ( 宮本内科医院: 宮本 諭 )

 

 アレルギーは日常よく耳にする病気で、花粉症や鼻炎を持っている方は、花粉等の抗原(アレルゲン)に接触すると、 くしゃみや鼻汁等の症状が出るといった具合に、自覚症状を経験する方も多いかと思います。
 アレルギーとは、さまざまな物質を体が抗原と認識することで、免疫反応が過剰に反応することを言います。 ラテックスという物質は、天然ゴムの原料となる樹液のことで、炊事用ゴム手袋や風船等の日常品に用いられるほか、 医療用手袋や導尿チューブ、駆血チューブ、手動血圧計等の医療用品にも頻用されています。
 この物質に対してアレルギーを起こすと、ラテックスに特異的な抗体が産生され、発赤やじんましんといった症状から、 症状が重くなるとぜん息発作やアナフィラキシーショックを起こすこともあります。
 また、類似物質に対して体が同様のアレルギー反応を起こすことがあり、これを交叉抗原性といいます。 ラテックスと交叉抗原性を持つものには、アボカドやバナナ、キウイ等の果物があり、食べると口の中がかゆくなったり、粘膜がむくんでのどが詰まったような症状がでます。 特にハイリスクの人は、接触する機会の多い医療従事者や、繰り返し手術等の医療処置を受けている患者さん、これらの果物に食物アレルギーのある人です。 このような場合に備え、医療現場ではラテックスを含まない医療用品が準備されています。
 ラテックス製品は身近に存在し、日常品からアレルギー症状が出る可能性があるため注意が必要です。