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【2012/04/01】 子どもの近視

小金井市報掲載: 平成24年4月1日号 ( 小金井眼科クリニック: 大森 美依奈 )

 

 そろそろ新学年が始まり、学校での視力検査が行われることと思います。 この時期、突然視力が低下したと指摘され驚かれる親御さんも多いのではないでしょうか。 近視は遠くを見たときにぼやけてしまい、近くでピントが合う状態のことをいいます。 近視は、眼の前後径(眼軸長)や、角膜・水晶体の屈折力によって決まるため、 身長が伸びる時期に眼軸長が大きくなることに伴い進行することが多いようです。
 近視は遺伝的要素と環境的要素が複雑に影響して起こると考えられ、 必ずしも親が近視だから子どもが近視になるとは限りません。 ただ、近くを見る作業が多いと近視になりやすいことは明らかなようです。 本などを読む際は適度な照明の下で、30 ㌢㍍ほど離して読むようにしましょう。 また、近くを見続けるのではなく、1時間に1回程度、遠くを見るようにすると良いようです。
 近くを見ることを長期間続けると水晶体の厚さを調節する力が異常に緊張して、 一時的に近視の状態になることがあります。 このような場合(偽近視)、調節を麻痺させる点眼薬で治療することがありますが、 2?3か月続けて行っても効果がないようなら、それ以上続けることは意味がありません。
 視力低下が疑われたら眼科を受診し、きちんと屈折状態を調べて、 同時にほかの病気がないかどうか検査したうえで、眼鏡が必要かどうか判断しましょう。 近視が軽いうちは、遠くを見るときだけ眼鏡を使用すれば良く、 かけたり外したりしても近視の度が進むというようなことはありません。