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【2011/07/01】 高血圧と降圧剤

小金井市報掲載: 平成23年7月1日号 ( ひらた循環器クリニック: 平田 二紀代 )

 

 血圧とは心臓が血液を送り出す圧力と血管の中の圧力が合わさったものです。 高血圧はこの圧力が基準値以上になった状態をいいます。
 血圧が高くなると全身の血管の動脈硬化が進み、さまざまな合併症が現れます。 特に、脳では脳梗塞や脳出血、心臓では心臓肥大や心筋梗塞、腎臓では腎不全等直接死に至る重篤な合併症が引き起こされます。 そのため、このような合併症を起こさないようにするには、血圧を基準値以下に保たなくてはなりません。
 血圧を上げないためには、食塩の摂取量を控え、適度な運動を行い、肥満にならないようにするなどの生活習慣を改善させることが第一ですが、 それでも下がらない場合は、薬を飲まなくてはなりません。
 血圧を下げるために飲む薬を降圧剤といいます。 降圧剤は、飲み始めたら長期に継続して飲むことが大事です。 薬を内服して血圧が下がったからといって自分で勝手に止めてしまうのは危険です。 生活習慣の改善等で血圧が低下すれば降圧剤を止めることも可能ですが、主治医の先生とよく相談して決めなければいけません。 高血圧を指摘され降圧剤を飲むように言われたが、自覚症状も無いしずっと飲み続けないといけないから、 あえて飲まないという患者さんがいますが、これは非常に危険なことです。 そのうち取り返しのつかない合併症が出てしまい大変なことになります。
 最近では自宅でも簡単に血圧が測れるようになりました。 この自宅で測定した血圧も治療の重要なポイントになります。 主治医の先生には自宅血圧の値も見てもらい、治療の参考にしてもらうことが大事です。