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【2011/06/01】 大腸がん検診

小金井市報掲載: 平成23年6月1日号 ( 小松外科胃腸科: 小松 淳二 )

 

 大腸がんは比較的悪性度が低く、早期がんのみならず進行がんでも適切な治療により治癒される方の多いがんです。 しかし、がん死亡原因の中で大腸がんは3位であり、女性では1位となっています。 これは治癒可能な段階で発見できる大腸がんが多くある一方で、かなり進行して見つかる大腸がんも少なくないことを意味しています。
 では、早期発見するために必要なことは何でしょう?その一つの有効な方法が大腸がん検診です。  大腸がんの症状は、排便時出血(血便)、貧血、腹部膨満感、腹痛、便通異常(下痢や便秘)、便が細いなどさまざまですが、比較的早い段階でも見られる症状は排便時出血です。 しかし、出血の有無を自分で確認することは容易ではありません。
 そこで、便潜血反応と呼ばれる目に見えない便中の出血を調べる方法があり、大腸がん検診では2回の異なる日の便で潜血反応を調べます。 2回とも陰性(明らかな出血なし)の場合は、それだけで大腸がんがないというわけではありませんが、気になる症状がなければ経過を見てよいと思います。
 1回でも陽性(出血あり)の場合は、大腸精密検査(大腸内視鏡検査か注腸造影検査)を受ける必要があります。 1回だけ陽性の時、便潜血反応の再検査を希望される方がおりますが、これは意味がありません。 大腸がんは毎日出血するとは限らないため、検査の回数に関係なく、1回でも陽性なら大腸がんを否定できないからです。 便潜血反応陽性イコール大腸がんではなく、がんが見つからない場合の方が多いので、あまり心配し過ぎずに精密検査を受けることをお勧めします。