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【2011/04/01】 骨粗しょう症について

小金井市報掲載: 平成23年4月1日号 ( 神保整形外科: 神保 真理子 )

 

 骨粗しょう症は、「新しい骨を作る働き」と「古い骨を壊す働き」のバランスが悪くなることで起こります。 骨がスカスカになり、もろくなって骨折しやすくなる状態です。 カルシウム不足、老化、運動不足、喫煙、飲酒などが関係しており、女性では閉経後の女性ホルモン減少が大きな要因です。
 初期は自覚症状が少ないため、骨折して初めて自覚することも少なくありません。 背中や腰が張って重苦しい、背中が丸くなり身長が縮んだ、あお向けに寝られない、台所仕事をしていると辛くて立っていられないということもよく聞かれます。 しかし、一番問題なのはちょっとしたはずみで骨折してしまうということです。 手首、背骨、ももの付け根などに多く起こります。 もちろんギプス固定や手術などで治りますが、多少変形が残ったり筋力が落ちたりなど、日常生活がしにくくなることもあります。 できれば骨粗しょう症になりたくありませんが、加齢とともに起こる避けられない現象でもあります。
 では少しでも骨を強くするためには、どうしたらよいのでしょう?食事は、乳製品、大豆製品、緑黄食野菜などからバランス良く摂り、カルシウム吸収を高めるため、日光浴をしましょう。 夏は木陰で30分、冬は手や顔に1時間程度が目安です。運動も必要です。 骨に力がかかると骨を作る細胞の働きが活発になり、筋肉が鍛えられるので身のこなしも良くなり転びにくくなります。 家の中に滑り止めや手すりをつけ、足元を明るくし、つまずきやすい物は片づけます。 また裾のからみやすい服装は避け、杖を利用するなど転倒防止に努めることも重要です。 骨密度検査などで自分の状態を知り、必要なら骨を強くする薬を服用します。